入れ歯を使い始める前に知っておきたいこと

いつまでも<br class="bm">美味しく食べるために

入れ歯も汚れが溜まると歯石になってしまいます。
細菌が付いたまま放置すると誤嚥性肺炎などのリスクも高まります。

入れ歯の手入れ

流水下で磨く

入れ歯を落として破損したり、排水溝に流したりしないように、洗面器などを下に置いてください。入れ歯専用のブラシを使用し、流水で食べかすやヌルヌルとした汚れを洗ってください。その際に、歯みがき粉はつけなくて大丈夫です。

柔らかい部分はスポンジやガーゼ

柔らかい部分はスポンジやガーゼを使用し優しくこすってください。片麻痺などがある方は、固定できる吸盤付きブラシを使えば片手で洗うことができます。洗ったところにヌルヌルが残っていないか指で確かめてください。

就寝中は水に入れて保管をする

就寝するときは、洗った後に水、またはぬるま湯(40度)に入れて保管をしてください。3日に1回は入れ歯洗浄剤で除菌をしましょう。洗浄後は入れ歯を取り出し、流水でブラシを使用して浮き上がったヌルヌルをしっかり洗いましょう。

入れ歯の手入れの必要性

入れ歯の手入れが不十分だと衛生面に問題が生じてしまいます。
口臭の原因になったり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなってしまいます。

スポンジブラシで入れ歯を保湿する

入れ歯を外した後の保湿

特に高齢者の方で意識したいのは、お口の中の保湿です。口の中が乾燥していると、こびりついた汚れが落としにくくなったり、ブラシなどの刺激で粘膜に傷が付きやすくなってしまいます。そうならないために、水を含ませたスポンジブラシや、口腔ケア用のウェットティッシュを使い、唇や頬の裏、上顎や舌などをケアしていきましょう。

入れ歯に細菌が付いたまま放置すると、誤嚥性肺炎などのリスクも高くなってしまいます。誤嚥性肺炎により亡くなる方は少なくありません。それほど誤嚥性肺炎は注意しなくてはいけません。