親知らずのメリットとデメリット
親知らずの正式名称は第三大臼歯といい、大臼歯の中で最も後ろに生えてくる歯です。
顎の小さい方は、きちんとした位置に生えてこなかったり、埋まったままになってしまう場合があります。
親知らずを全て抜歯をするという考えはとても乱暴です。歯科医院によっては抜かなくても良い状態の親知らずを抜歯する所もありますが、当院では患者様の親知らずの状態をしっかりと診察したうえで、適切な治療を行います。将来的に口腔内に悪影響を及ぼす可能性が高い場合には、抜歯をご提案いたします。
親知らずを残したときのメリット
● 入れ歯やブリッジの支えとして使える
● 親知らずを移植歯として使える
● 矯正治療で親知らずを噛み合わせに参加させることができる
親知らずを残したときのデメリット
● 虫歯になりやすい
● 腫れやすい
親知らずを抜歯をすると、歯みがきをしやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクを減らすことができます。また、親知らずの生え方が原因で第二大臼歯まで虫歯や歯周病になってしまう場合もあるので、それらを防ぎ第二大臼歯を守ることに繋がります。
但し、抜歯をすることのデメリットとして、術後に痛みや腫れが出ることがあります。抜歯をしている間は麻酔をしているため、痛みを感じることはありませんが、麻酔が切れた時に痛みが出る場合もありますので、歯科医院から処方される抗生物質や痛み止めは用法・用量を守って服用してください。