マウスピース矯正はこんな方にお勧め
マウスピース矯正は出っ歯や受け口など様々な歯並びの異常を改善することができますが、抜歯が必要ないケースが望ましいです。理由としては、マウスピース矯正は比較的弱い力をかけて歯列矯正を行うため、大きく逸脱している歯があったり、大きなすき間があったりする場合は、マウスピース矯正で移動させるのは簡単でありません。そういった場合は、従来のワイヤー矯正の方が適しています。
- 目立たずに歯並びを改善したい方
- 痛みや違和感を少なく矯正治療を行いたい方
- 食事を美味しく楽しみたい方
- 金属アレルギーが心配な方
- 毎日の歯磨きをストレスなく行いたい方
一般的な矯正治療は歯の移動を完了させるのに2～3年を要するため、その期間中、矯正装置によって口元の審美性が害されてしまう点を大きなデメリットと感じる方は、透明なマウスピースを用いる矯正治療が向いているといえます。
痛みや違和感の感じ方には個人差があるので明確には言い切れませんが、マウスピース矯正は着脱可能で、食事や歯みがきの時など外している間は痛みが和らぐ側面があります。着脱回数が多いと予定通りに歯が動かない原因となるので注意してください。
毎日複数回行う食事の不快感は矯正治療のネックの1つです。マウスピース矯正は原則として食事や歯みがきの際にマウスピースを取り外します。そのため、数年に及ぶ治療期間中も普段通りに食事を楽しむことができます。
ワイヤー矯正など従来の矯正治療では、色々な場面で金属製のパーツを使用します。金属アレルギーがある方や、金属アレルギーが心配な方は、金属製のパーツを一切使用しないマウスピースを用いる矯正治療が向いていると言えます。
食事と同様に毎日複数回行う歯みがきも矯正治療のネックの1つです。ワイヤー矯正の場合、歯間ブラシを使用されないとブラケット周囲に虫歯や歯周病になるリスクがあります。矯正開始前と同じように歯みがきをしたい方はマウスピース矯正が向いていると言えます。